エンカレッジスクールとは — 学力検査のない都立、23区は4校
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-09
📌 この記事のポイント
- エンカレッジスクール=学び直しを支援する都立の仕組み。学力検査を行わない入試が特徴
- 都立6校が指定され、23区内は蒲田・中野工科・練馬工科・足立東の4校
- 「中学の成績で諦める」前に知ってほしい、もう一つの都立ルート
「中学の勉強でつまずいたから都立は無理」と思い込んでいる受験生に、知ってほしい仕組みがあります。エンカレッジスクール——小・中学校で力を発揮しきれなかった生徒を受け入れ、基礎からの学び直しを支援する都立高校の指定制度です。
6校都立の指定校
4校うち23区内
0入試の学力検査(実施しない)
30分授業を短く区切る学校も
23区内の指定校
| 学校 | 区 | タイプ |
| 蒲田 | 大田区 | 普通科 |
| 中野工科 | 中野区 | 工科(ものづくり系) |
| 練馬工科 | 練馬区 | 工科(キャリア技術科) |
| 足立東 | 足立区 | 普通科 |
※このほか都下に秋留台(あきる野市)・東村山(東村山市)。指定は東京都の制度に基づく(公式情報で確認)。
何が普通の都立と違うのか
- 入試で学力検査を行わない。面接・作文(小論文)・実技等と調査書などで選抜する方式。テストの点数ではなく「これからやり直したい」という意欲を見る入り口
- 授業の学び直し設計。中学(場合により小学校)範囲まで戻る補習、30分授業で集中力を保つ工夫、少人数・習熟度別など、学校ごとに支援の形がある
- 体験・実習重視。座学でつまずいた生徒が「手を動かす学び」で自信を取り戻す設計。工科系2校はものづくりがそのまま核になる

💡 編集部メモ:エンカレッジスクールの入試で見られるのは、過去の成績よりこれからの姿勢です。だからこそ面接と作文の準備、そして欠席を減らすことが実質的な入試対策になります。説明会や体験入学に参加した事実自体が意欲の証明にもなるので、志望するなら秋までに一度は足を運ぶのがおすすめです。
チャレンジスクールとの違い
似た名前のチャレンジスクールは、不登校経験者などを主な対象とした昼夜間定時制の仕組みで、三部制・単位制など学び方の柔軟さが特徴です。エンカレッジスクールは全日制のまま学び直しを支援する点が違います。「毎日通う生活リズムで再スタートしたい」ならエンカレッジ、「通う時間帯から柔軟にしたい」ならチャレンジ、というのが大まかな使い分けです(当サイトの掲載対象は全日制のため、チャレンジスクールの詳細は都教委のサイトでご確認ください)。
よくある質問
内申が低くても本当に大丈夫?
学力検査がなく、選抜での調査書の使い方も通常の都立一般入試とは異なります。ただし出欠状況や面接・作文の出来は見られるので「何もしなくていい」わけではありません。募集要項で選抜方法の内訳を確認し、面接・作文の練習をして臨んでください。
進学はできる? 就職に不利?
卒業後の進路は就職・専門学校・大学と学校により幅があります。特に工科系2校は資格取得と就職支援が手厚い傾向です。各校ページの「進学実績」タブと説明会で、直近の進路状況を確認するのが確実です。
倍率は低い?
年度・学校によります。「学力検査がない=入りやすい」と考えた受験生が集まり、倍率が上がる年もあります。最新の応募状況は都教委の発表で確認してください。
候補校を調べるなら
上記4校の詳細は各校ページ(入試関連・学校生活タブ)へ。学力検査のない入試という切り口では入試から探すも参考になります。※制度の詳細・選抜方法は必ず都教委と各校の当年度募集要項でご確認ください。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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