2学期制と3学期制、45分と50分授業 — 時間割データで見る学校の個性
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-07-29
📌 この記事のポイント
- 学期制が確認できた261校のうち、3学期制が215校(82%)で主流
- 授業は「50分」が147校で標準。「45分×7限」型も33校
- 定期テストの回数・1日の時間割が変わる、意外と大事な違い
2学期制か3学期制か、授業は45分か50分か。入学してから気づきやすいこの違いには、各校の学習設計の考え方がよく表れます。東京スクールデータ編集部は、台帳の授業データから学期制・授業時間が確認できた学校を集計しました。
82%3学期制(215校)
46校2学期制
147校50分授業(主流)
33校45分授業(7限型が中心)
学期制:8割は3学期制
82%
学期制が確認できた261校のうち3学期制が215校(82%)。中学と同じリズムで移行できる3学期制が多数派です。2学期制(前期・後期)は46校で、都立の進学校や大学付属の一部が採用しています。
2学期制 vs 3学期制:何が変わるか
2学期制(前期・後期)
- 定期テストが年4回程度と少なめ→1回の範囲が広い
- 授業時数を確保しやすく、行事や探究に時間を回せる
- 通知表が年2回。成績の「途中経過」が見えにくい
VS
3学期制
- 定期テストが年5回程度→こまめに挽回のチャンス
- 中学と同じリズムで生活設計しやすい
- 学期の区切りごとに成績が出て、内申・指定校対策の進捗が見える
コツコツ型なら3学期制、一夜漬けが苦手で広範囲を計画的に消化できる人なら2学期制でも困りません。「テストの回数と範囲の広さ」が自分の勉強スタイルに合うかで見るのがポイントです。
授業時間:50分×6限が標準形、45分×7限は「コマ数重視」
※授業時間の記載が確認できた学校の集計(当サイト台帳)。
50分×6限(週によって7限)が23区の標準形です。45分授業の学校は1日7限を組み合わせるパターンが多く、「1コマを短くして科目数・演習回数を増やす」設計。集中力が続きやすい半面、放課後の開始が遅くなる日もあります。少数派ながら65分授業(じっくり演習型)や2コマ連続の100分授業(実習・探究型)を採る学校もあり、時間割は学校の個性そのものです。

💡 編集部メモ:時間割で見るべきは「土曜授業の有無」もセットです。私立は隔週or毎週土曜授業の学校が多く、都立は土曜授業(年間何回か)の学校と完全週5の学校に分かれます。週あたりの総授業時数で比べると学習量の実態がつかめます。
学校選びにどう使うか
- 部活と両立したいなら、6限で終わる曜日が多い学校は放課後が長い。45分7限型は終了時刻を要確認
- 指定校推薦を狙いたいなら、評定平均の勝負。テスト回数が多い3学期制は挽回機会も多い
- 中だるみが心配な人は要注意。2学期制はテスト間隔が長い。自己管理型かどうか自問を
よくある質問
2学期制だと夏休みはどうなる?
前期の途中に夏休みが挟まる形になります。夏休み前に成績が確定しないため、夏休み明けのテストが重要になる学校が多いです。長期休みの長さ自体は3学期制と大差ありません。
45分授業だと学習量は少ない?
授業時間の合計で見ると、45分×7限=315分、50分×6限=300分でむしろ多い日もあります。コマ数が多いぶん科目のバリエーションを増やせるのが45分型の狙いです。
学校ごとの授業スタイルを調べるなら
各校ページの「学校生活」タブに学期制・授業時間を掲載しています(確認できた学校のみ)。比較ツールで気になる2校を並べると違いが一目でわかります。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
あわせて読みたい
← コラム一覧へ