学校説明会の歩き方 — 予約から当日のチェックリストまで
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-07-18
📌 この記事のポイント
- 約8割が要予約。「予約開始日の把握」から説明会対策は始まっている
- 夏は体験型・秋は入試説明型。志望度の高い学校は2回行く
- 現地で見るべきは「在校生の素の様子」。質問リストを持って行く
学校説明会は「行けば何かわかる」ものですが、準備の有無で得られる情報量が数倍変わります。東京23区の高校の説明会日程2,900件超を集計している編集部(集計データの分析はこちら)が、予約から当日、帰り道までの実践ガイドをまとめました。
まず押さえる3つの事実
79%事前予約制の割合
8月体験型イベントの集中月
10-11月入試説明・個別相談の季節
2回本命校への理想の参加回数
- 約8割が事前予約制。人気校は公開後すぐ満席になるため、予約開始日(開催の約1か月前が多数派)の把握が最重要。
- 夏と秋で中身が違う。夏は雰囲気・部活体験、秋は入試基準・出願手続き。本命校は両方参加が理想です。
- 回数の少ない学校ほど早く動く。年2〜3回しか開催しない学校もあります。
参加前のチェックリスト
- 予約開始日をカレンダー登録。当サイトの説明会カレンダーで日程の見当をつけ、予約は各校公式サイトで
- 通学ルートを登校時間帯でシミュレーション。説明会当日が予行のチャンス。ラッシュの向きと乗換を体感する
- 質問を3つ用意。下の「質問テンプレ」から選んでメモしておくと当日慌てない
- 服装は中学の制服が無難。私服校の説明会でも同様で、保護者は普段のきれいめで十分
- 個別相談には通知表のコピー。併願優遇の基準確認(解説記事)に必要。原本より両面コピーが実用的
- 筆記用具とA4が入るバッグも忘れずに。資料は想像より厚い
当日の動き方(モデルコース)
- 15分前到着。受付前に校門〜昇降口の掲示物・すれ違う在校生を観察(ここが一番「素」が出る)
- 全体会で教育方針・入試説明を聞く。進学実績の「数字の出し方」をメモ
- 校内見学では自習室の席数・食堂・体育施設を見る。トイレの清潔さもチェック
- 個別相談。通知表コピーを見せて基準確認し、質問リストを消化
- 帰り道は駅までの道のりで通学をシミュレーション。家族でメモ交換
現地で見るべきもの
| チェック対象 | ポイント |
| 在校生の様子 | すれ違うときの挨拶、廊下の掲示物、案内係の生徒の受け答え。パンフレットに載らない「素の校風」が最もよく出る |
| 先生の説明 | 進学実績の「数字の出し方」(現役のみか、のべ人数か)まで説明する学校は誠実度が高い。質疑への反応も観察ポイント |
| 施設 | 自習室の席数と利用可能時間、体育施設、食堂・購買。「毎日使うもの」ほど重要。トイレの清潔さは学校運営の解像度が出る |
| 入試基準(個別相談) | 「この成績で基準に乗りますか」はここでしか聞けない。加点条件(英検・皆勤等)、優遇の中身(確約か加点か)も |
| お金 | 初年度納入金と、研修旅行・タブレット等の「授業料以外」の実費(費用の考え方) |
そのまま使える質問テンプレ10
「質問はありますか」で沈黙しないための、編集部おすすめの質問リストです。
- ① 1日のスマホの扱いはどうなっていますか(朝回収?使用可?)
- ② 中位層の生徒はどのあたりの大学に進学していますか
- ③ 自習室は何時まで使えますか。テスト前の混み具合は?
- ④ ◯◯部の部員数と、週何日活動していますか
- ⑤ 併願優遇の基準と加点条件を教えてください(個別相談で)
- ⑥ 入学までに◯◯(英語など)はどこまでやっておくべきですか
- ⑦ 授業料以外で3年間にかかる費用の目安は?
- ⑧ 欠席・遅刻の扱いや、指定校推薦の校内基準に影響しますか
- ⑨ 途中でコース変更(特進⇄普通など)はできますか
- ⑩ 先生方の異動はありますか(私立は定着度、都立は方針の継続性の確認になる)

💡 編集部メモ:質問は「パンフレットに載っていないこと」に絞るのがコツ。載っていることを聞くと時間がもったいないだけでなく、突っ込んだ回答を引き出せません。
帰り道にやること(5分でいい)
記憶が新しいうちに、家族で「よかった点・気になった点」を3つずつスマホにメモ。複数校を回ると印象は必ず混ざります。「制服がかわいかった(生徒の雰囲気だっけ?)」となる前に、その場で言語化しておくのが比較検討の質を決めます。
- よかった点・気になった点を3つずつメモ
- 当サイトのマイリストに登録し、比較ツールで候補校と横並び確認
- 次に確認したいこと(=次回の説明会で聞くこと)を1つ決める
よくある質問
親だけ・子だけの参加でもいい?
学校が指定していなければ問題ありません。ただし個別相談で優遇基準を詰める回は保護者同伴が安心、部活体験は本人参加が必須です。回によって役割分担するのも現実的です。
何校くらい見るのが適正?
目安は「夏までに5〜8校ざっと見て、秋に本命2〜3校を深掘り」。10校を超えると印象が混ざり判断の質が落ちがちです。事前に当サイトの
かんたん診断や
条件検索で候補を絞ってから行くと効率的です。
日程を探すなら
説明会カレンダーで月別・区別・予約要否から絞り込めます。各校ページの「学校説明会」タブには学校別の直近日程を掲載しています。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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