都立高校の通学区域データ — 所在地の区が1位になる学校はない
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-16
📌 この記事のポイント
- 都立68校が公表する「生徒がどの区から通っているか」を集計。上位に出てくるのは大田区・練馬区・江戸川区(各22校)
- 都立に学区はない。日比谷には世田谷区13%・大田区8%・練馬区7%と、区外から広く集まっている
- 専門学科・総合学科の学校ほど通学圏が広い。区内在住者が多数派という学校は少ない
「この高校は、どこに住んでいる人が通っているんだろう」。都立高校の一部は、在校生の居住区の内訳を公表しています。68校ぶんを集計すると、都立の通学圏がどれくらい広いかがはっきり見えてきます。
68校集計した都立
22校大田区が上位3位に入った数
13%日比谷の最多区(世田谷区)
上位3区に登場した回数
※当サイトが詳細データを収集できた都立68校の「通学区域トップ3」を集計。人口が多い区ほど上位に入りやすい点にご注意ください。23区の都立は全109校あります。
実際の内訳を見る
| 学校 | 1位 | 2位 | 3位 |
| 日比谷(千代田区) | 世田谷区 13% | 大田区 8% | 練馬区 7% |
| 新宿(新宿区) | 練馬区 14% | 世田谷区 10% | 江戸川区 9% |
| 三田(港区) | 大田区 20% | 江戸川区 9% | 足立区 8% |
| 晴海総合(中央区) | 江戸川区 20% | 江東区 15% | 大田区 13% |
| 芝商業(港区) | 江戸川区 16% | 江東区 15% | 大田区 12% |
注目したいのは、どの学校も所在地の区が1位になっていないことです。日比谷は千代田区にありますが、最多は世田谷区の13%。裏を返せば、いちばん多い区でも1割強しかいません。都立高校は「区内の学校」ではなく「都内から集まる学校」だということが数字に出ています。

💡 編集部メモ:この数字は志望校選びより、入学後のイメージづくりに効きます。友達がどこから来ているかで、放課後に寄る街や、休日に集まる場所が決まるからです。江戸川区や大田区から都心の学校へ通う場合、片道の通学時間は40〜60分になることが多く、部活後の帰宅は20時を超えます。3年間の生活として成立するか、一度実際の時間帯に乗ってみてください。
学区がないとはどういうことか
東京都の都立高校(全日制普通科)には学区制がありません。2003年度に廃止され、都内在住であればどの学校にも出願できます。上の数字はその結果です。
ただし、通える範囲には現実的な限界があります。行き先を絞るときは、区ではなく路線と乗り換え回数で考えたほうが実態に合います。
- 乗り換えなしで行けるか。1回増えるごとに体感の負担は大きく変わる
- 朝のラッシュ方向かどうか。同じ距離でも逆方向なら座れることがある
- 遅延したときの代替路線。複数路線が使える高校で確認できる
よくある質問
都外から都立高校を受験できますか?
全日制課程は原則として都内在住者が対象です。保護者の転勤にともなう場合など例外の取り扱いがあるため、都教育委員会の募集要項でご確認ください。
通学時間はどれくらいが限度ですか?
明確な基準はありませんが、片道1時間を超えると部活や課題との両立が難しくなるという声が多く聞かれます。実際の登校時刻から逆算して起床時間を出してみると判断しやすくなります。
通学圏から学校を探す
駅から探すで最寄駅ごとの学校一覧、駅徒歩1分の高校で駅からの近さ、登校時間データで朝の時間帯が分かります。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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