ESAT-Jとは — 都立入試の20点を決める英語スピーキングテストの仕組みと対策
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-07
📌 この記事のポイント
- ESAT-Jは中3全員が対象の英語スピーキングテスト。例年11月に実施
- 結果はGRADE A〜Fの6段階。都立一般入試で20点満点に点数化され、総合1020点の一部になる
- 対策の中心は「声に出す練習」。英検・授業の音読がそのまま活きる
都立高校を受ける中3生に、学力検査とは別にもう一つある試験。それが中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)です。タブレットとヘッドセットで英語を「話す」力を測る全国的にも珍しい仕組みで、都立一般入試の得点に直結します。制度と対策を整理しました。
制度の基本
| 項目 | 内容(都教委の公表ベース) |
| 対象 | 都内公立中学校3年生等(都立志望者は実質必須)。中1・中2向けのYEAR 1・2もあるが、入試に使われるのはYEAR 3 |
| 実施時期 | 例年11月の日曜日に実施。結果は年明けに返却 |
| 形式 | タブレット+ヘッドセットで音声を吹き込む方式。英文の音読、質問への応答、イラストの説明、意見表明など |
| 結果 | GRADE A〜Fの6段階で評価 |
| 入試での扱い | 都立の学力検査に基づく選抜(第一次募集)で20点満点に点数化。学力検査700点+調査書点300点に加わり総合1020点で判定(令和8年度実施要綱で確認) |
GRADEと点数の対応は上位から段階的に下がる方式(Aが20点、以下Fの0点まで4点刻み)です。20点は総合の2%ですが、都立入試の合否ラインには毎年数点差の勝負がひしめきます。「たった20点」と「されど20点」の両面で捉えるのが正解に近い感覚です。
対策:特別な勉強より「声に出す」習慣
- 教科書の音読を毎日5分。ESAT-Jの出題は中学の学習範囲ベースなので、教科書音読が最も効率的な基礎練習
- 過去の問題と解答例で形式に慣れる。都教委が問題・解答例を公表している。出題パターンを知っているだけで当日の余裕が違う
- スマホの録音で自分の声を聞く。「思ったより小さい・早口」に気づくのが上達の第一歩
- 英検の二次面接と一石二鳥。話す練習は英検対策(検定加点データ)とそのまま重なる

💡 編集部メモ:ESAT-Jで大差がつくことは多くありませんが、無対策で臨むと「機械に向かって話す」形式そのものに戸惑って実力を出しそこねます。11月の本番前に、形式に触れる練習を2〜3回。それだけで戸惑いはほぼ消えます。緊張しやすい子ほど、形式慣れの効果が大きいテストです。
よくある質問
当日、病気で受けられなかったら?
事故や病気などやむを得ない理由の場合は、不受験者への措置が用意されています(英語学力検査の結果等から相当する得点を算出する仕組み)。一方、正当な理由のない欠席は点数化の対象外となります。詳細は都教委の案内で確認してください。
私立高校の入試にも使われる?
ESAT-Jの点数化は都立の第一次募集の仕組みです。私立では英検などの検定加点(
データ)が別途あり、話す力の対策はどちらにも活きます。
都立推薦でも使われる?
点数化されるのは学力検査に基づく選抜(第一次募集)です。推薦に基づく選抜(
仕組み)は調査書・面接・小論文等で判定されます。
都立入試の全体像とあわせて
制度の全体像は令和8年度 都立入試の変更点、内申の計算は内申点の仕組みをどうぞ。※制度・配点は年度で変わる可能性があります。必ず都教委の当年度実施要綱でご確認ください。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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