過去問はいつから何年分? — 秋開始・3周が基本形
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-09
📌 この記事のポイント
- 過去問は「秋に始めて3周」が基本形。夏の腕試しに1年分だけ早めに触る
- 目的は問題の暗記ではなく「出題のクセと時間配分」を体に入れること
- 都立共通問題・都立自校作成・私立で対策の性格が変わる
「過去問っていつから? 何年分?」は受験生の定番の疑問です。結論はシンプルで、本格開始は秋(9〜10月)、直前期までに第一志望を3周。ただし始め方と使い方にコツがあります。東京の入試体系に合わせて整理しました。
時期別の使い方
夏休み(8月)第一志望の1年分だけを「時間を計って」解いてみる。点数は悲惨で当たり前。目的はゴールとの距離を知って夏以降の勉強に方向を付けること
9〜10月本格開始。第一志望から着手し、1周目は時間無制限でもいいので全問に当たる。間違いは「知識不足か、時間不足か、ミスか」に分類してノート化
11〜12月併願校の過去問にも着手(各2〜3年分)。この時期から本番と同じ時間・同じ順番で解く。12月の三者面談までに第一志望の手応えを持っておく
1月〜直前第一志望の2周目・3周目。新しい年度に手を広げるより、解いた年度の完成度を上げるほうが得点になる。直前1週間は解き慣れた年度で流れの確認
入試タイプ別の注意点
| タイプ | 過去問対策の性格 |
| 都立・共通問題 | 全都立共通なので過去問の蓄積が豊富。形式が安定しており時間配分の練習価値が高い。マークシート方式への慣れも |
| 都立・自校作成問題 | 日比谷・西など進学指導重点校等の英数国は学校独自問題。学校ごとのクセが強く、志望校の過去問演習がそのまま最重要対策になる |
| 私立 | 学校ごとに形式も難度もバラバラ。併願優遇で受ける学校(解説)は基準充足が前提なら深追い不要のことも。フリー受験の学校は3年分が目安 |

💡 編集部メモ:過去問で一番もったいないのは「解きっぱなし」です。1回分を解く時間より、直しにかける時間のほうが長くて正常。間違えた問題を3日後にもう一度解く「二度目の直し」まで含めて1セットと考えると、3周の意味が変わってきます。
よくある質問
何年分やればいい?
第一志望は5年分×3周、併願校は2〜3年分が目安です。10年分を1周するより5年分を3周するほうが、形式への慣れという過去問本来の効果は高くなります。
点数が取れなくて心が折れそう
過去問の点は「今の実力」ではなく「対策前の初期値」です。合格者も秋の1周目は合格点に届かないのが普通で、そこから形式に最適化していくのが過去問演習の本体です。回を追った伸びだけを見てください。
ESAT-Jやスピーキングの過去問は?
ESAT-Jは都教委が問題と解答例を公表しています。形式に慣れておくだけでも違うので、都立志望なら11月の実施前に一度は音読練習をどうぞ(
都立入試の仕組み)。
受験計画とあわせて
年間の動きは受験スケジュール、出願先の考え方は偏差値の正しい使い方をどうぞ。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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