偏差値が出ていない62校 — 学校の質とは関係がない
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-19
📌 この記事のポイント
- 23区300校のうち62校は偏差値の目安が出ていない。うち59校は高校募集をしていない学校
- 残り3校は大原学園美空・大江戸・東京朝鮮中高級学校。単位制や課程の性質で目安が作られにくい
- 偏差値が出ないのは学校の質とは無関係。募集の形が一般的な入試と違うためにデータが集まらない
志望校リストを作っていて「この学校だけ偏差値が載っていない」と気づくことがあります。23区では62校に偏差値の目安がありません。理由を知っておくと、リストの作り方が変わります。
238校偏差値の目安あり
62校目安なし
59校うち高校募集なし
3校高校募集はあるが目安なし
ほとんどは「高校から入れない」学校
62校のうち59校は、そもそも高校からの募集をしていません。中学受験で入る学校なので、高校入試の偏差値というものが存在しません。麻布・桜蔭・女子学院・武蔵・駒場東邦などが該当します。全リストは高校から入れない59校にまとめています。
都立の白鷗・両国・富士・大泉も中高一貫化で高校募集を停止しているため、この59校に含まれます。
高校募集はあるが目安が出ていない3校
| 学校 | 区 | 事情 |
| 大原学園美空 | 千代田区 | 単位制。学力検査中心の一般的な入試と形が異なる |
| 大江戸 | 江東区 | 都立の昼夜間定時制・単位制 |
| 東京朝鮮中高級学校 | 北区 | 学校教育法第一条校ではない各種学校 |
いずれも学校の水準が低いから数字がないのではありません。募集の形が一般的な高校入試と違うため、模試の合否データが集まらないというだけです。

💡 編集部メモ:偏差値が出ていない学校を志望する場合、判断材料は入試の中身そのものになります。学力検査があるのか、面接や作文が中心なのか、書類でどこを見るのか。募集要項を読み込んで、説明会で「どんな生徒に来てほしいか」を直接聞くのが確実です。数字がないぶん、学校との相性で選ぶことになります。
偏差値の目安があっても注意が要る学校
目安が出ている238校のうちにも、数字をそのまま使いにくい学校があります。
- コースが複数ある学校。特進と普通で10以上開くことがある。どのコースの数字かを確認する
- 改称・共学化した直後の学校。志望動向が変わるため数字が安定しない(校名が変わった高校)
- 専門学科の学校。学力検査より面接や適性が重視される場合がある
- 募集人数が少ない学校。合否データの母数が小さく、数字が動きやすい
当サイトでは、掲載値が実勢と離れていると判断した学校について編集部で補正し、出典を分けて表示しています。考え方は偏差値の正しい使い方にまとめています。
数字がないときの比べ方
- 募集要項で選抜方法(学力検査・面接・作文・書類)の配点を確認する
- 過去の入試結果(応募・受験・合格の人数)が公表されていれば実質倍率を出す
- 説明会で「合格の目安になる内申はありますか」と聞く
- 在校生の声や卒業後の進路から、学校の性格をつかむ
よくある質問
偏差値が出ていない学校は難易度が低いのですか?
関係ありません。62校のうち59校は中学受験の難関校です。高校入試のデータがないというだけの話です。
定時制や単位制の高校はどう選べばいいですか?
通える時間帯、卒業までにかかる年数、必要な単位数がそれぞれ違います。学校説明会で自分の生活と合うかを確認するのが第一です。
偏差値の出典はどこですか?
当サイトの偏差値は高校入試ドットネットの掲載値を基本とし、実勢と離れていると判断した学校は編集部で補正して出典を分けています。各校ページに表示しています。
学校を探す
偏差値から探すで帯ごとの一覧、学校一覧で全300校、偏差値帯別マップで分布が見られます。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
あわせて読みたい
← コラム一覧へ