都立の推薦倍率は一般の約2倍 — 66校で推薦2.36倍・一般1.21倍
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-22
📌 この記事のポイント
- 都立66校の実質倍率を比べると、推薦の中央値2.36倍・一般の中央値1.21倍
- 66校中62校で推薦のほうが高い。推薦が一般を下回ったのは1校だけ
- 一般は23校が1.00倍。推薦は17校が3.0倍以上で、同じ学校でも様子がまったく違う
「推薦がだめでも一般がある」とよく言われますが、数字で見ると推薦と一般ではまったく難易度が違います。都立高校の2024年(令和6年度)入試について、推薦と一般の実質倍率が両方そろう66校を並べて比べました。
2.36倍推薦の中央値
1.21倍一般の中央値
62校推薦>一般だった学校
23校一般が1.00倍
推薦の倍率分布:3倍以上が17校
※2024年(令和6年度)都立入試の推薦実質倍率。当サイト台帳で推薦・一般の両方が確認できた66校。
一般の倍率分布:3分の1が1.00倍
※同じ66校の一般(学力検査に基づく選抜)の実質倍率。1.00倍は受検者が募集人員とほぼ同数だったことを示します。
同じ66校を並べているのに、分布の形がまるで違います。一般は23校が1.00倍で、受けた人がほぼ全員通っている一方、推薦は17校が3倍以上でした。「推薦は狭き門、一般は思ったより広い」という関係が、23区の都立ではかなりはっきり出ています。
推薦が4倍を超えた6校
| 学校 | 推薦 | 一般 |
| 本所(墨田区) | 5.21倍 | 1.45倍 |
| 工芸(文京区) | 5.10倍 | 1.96倍 |
| 総合芸術(新宿区) | 5.08倍 | 1.94倍 |
| 板橋(板橋区) | 5.00倍 | 1.51倍 |
| 大泉桜(練馬区) | 4.50倍 | 1.16倍 |
| 広尾(渋谷区) | 4.20倍 | 1.78倍 |
逆に一般が2倍を超えたのは大崎2.25倍・日比谷2.12倍・新宿2.00倍の3校だけでした。上位校でも一般の倍率は2倍前後で、推薦の5倍とは水準が違います。

💡 編集部メモ:推薦の倍率が高いのは、受けるのにコストがかからないからです。都立の推薦は1月に実施され、落ちても同じ学校の一般に出願できます。「だめでもともと」で出願する人が多いぶん、倍率は膨らみます。数字の高さに驚いて出願をやめるより、調査書と面接・小論文の準備にどれだけ時間を使えるかで決めたほうが納得できます。一般で確実に、と決めているなら、推薦の期間を過去問に充てる選び方もあります。
倍率を読むときの注意
- これは2024年(令和6年度)の数字です。倍率は年度で動くので、最新は都教委の応募状況で確認してください
- 1.00倍は「全員合格」を意味しません。受検者数と募集人員がほぼ同数だった、ということです
- 男女別に募集していた年度の数値を含みます。男女合同定員への移行で今後の出方は変わります
私立を含めた実質倍率の全体像は高校入試の実質倍率データに、令和8年度からの都立入試の変更点は令和8年度 都立高校入試の変更点にまとめています。
よくある質問
推薦の倍率が高い学校は、一般も難しいのですか?
必ずしも連動しません。推薦5.21倍の本所は一般1.45倍でした。推薦の倍率は「推薦を受けたい人の数」で決まるため、学力の難易度とは別の動きをします。
実質倍率と応募倍率は何が違いますか?
応募倍率は出願した人数、実質倍率は実際に受検した人数をもとにした倍率です。出願後に取り下げ・再提出があるため、実質倍率のほうが実態に近くなります。
68校ではなく66校なのはなぜですか?
推薦と一般の両方の倍率が台帳で確認できた学校に限って集計したためです。推薦を実施しない学校や、数値が確認できない学校は含めていません。
入試データから学校を探す
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本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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