都立高校の推薦倍率は一般の約2倍 — 2026年度67校で推薦2.05倍・一般1.06倍
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-22
📌 この記事のポイント
- 都立67校の2026年度(令和8年度)入試を比べると、推薦の中央値2.05倍・一般の中央値1.06倍
- 67校中60校で推薦のほうが高い。推薦が一般を下回ったのは1校だけ
- 一般は27校が1.00倍以下。推薦は14校が3.0倍以上で、同じ学校でも様子がまったく違う
「推薦がだめでも一般がある」とよく言われますが、数字で見ると推薦と一般ではまったく難易度が違います。東京スクールデータ編集部は、東京都教育委員会が公表した2026年度(令和8年度)都立高校入試の合格発表の人数から、推薦と一般の倍率が両方そろう67校を並べて比べました。
2.05倍推薦の中央値
1.06倍一般の中央値
60校推薦>一般だった学校
27校一般が1.00倍以下
推薦の倍率分布:3倍以上が14校
※2026年度(令和8年度)都立入試の推薦の倍率=応募人員÷合格人員(推薦の受検人員は学校別に公表されていないため)。都教委の合格発表の人数から編集部が計算。学科が複数ある学校は募集人員の最も多い学科(同数なら学校計)。
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一般の倍率分布:4割が1.00倍前後
※同じ67校の一般(第一次募集・分割前期)の実質倍率=受検人員÷合格人員。2倍以上の学校はありませんでした。
同じ67校を並べているのに、分布の形がまるで違います。一般は32校が1.00〜1.09倍で、うち22校がちょうど1.00倍でした。一方、推薦は14校が3倍以上です。「推薦は狭き門、一般は思ったより広い」という関係が、23区の都立ではかなりはっきり出ています。
一般が1.00倍を下回った5校(科学技術・園芸・蔵前工科・墨田工科・赤羽北桜)は、いずれも学科が複数ある学校です。都教委は受検人員を第1志望の学科で数え、合格には第2志望の学科での合格も含むため、学科ごとに見ると1を下回ることがあります。
推薦が4倍を超えた4校
| 学校 | 推薦 | 一般 |
| 新宿(新宿区) | 5.78倍 | 1.94倍 |
| 総合芸術(新宿区) | 5.04倍 | 1.90倍 |
| 板橋(板橋区) | 4.66倍 | 1.48倍 |
| 鷺宮(中野区) | 4.29倍 | 1.70倍 |
一般はいちばん高い学校でも2倍に届きませんでした。上位校でも一般の倍率は2倍弱で、推薦の5倍とは水準が違います。

💡 編集部メモ:推薦の倍率が高いのは、受けるのにコストがかからないからです。都立の推薦は1月に実施され、落ちても同じ学校の一般に出願できます。「だめでもともと」で出願する人が多いぶん、倍率は膨らみます。数字の高さに驚いて出願をやめるより、調査書と面接・小論文の準備にどれだけ時間を使えるかで決めたほうが納得できます。一般で確実に、と決めているなら、推薦の期間を過去問に充てる選び方もあります。
倍率を読むときの注意
- これは2026年度(令和8年度)の数字です。倍率は年度で動くので、最新は都教委の応募状況で確認してください
- 推薦は応募人員÷合格人員、一般は受検人員÷合格人員で計算しています。推薦は実際に受けた人数ではありません
- 1.00倍は「全員合格」を意味しません。受検者数と合格者数がほぼ同数だった、ということです
私立を含めた実質倍率の全体像は高校入試の実質倍率データに、令和8年度からの都立入試の変更点は令和8年度 都立高校入試の変更点にまとめています。
よくある質問
推薦の倍率が高い学校は、一般も難しいのですか?
必ずしも連動しません。推薦4.29倍の鷺宮は一般1.70倍でした。推薦の倍率は「推薦を受けたい人の数」で決まるため、学力の難易度とは別の動きをします。
実質倍率と応募倍率は何が違いますか?
応募倍率は出願した人数、実質倍率は実際に受検した人数をもとにした倍率です。都立の推薦は学校別の受検人員が公表されていないため、この記事では推薦だけ応募人員で計算しています。
68校ではなく67校なのはなぜですか?
推薦と一般の両方の倍率がそろう学校に限って集計したためです。
大江戸は推薦を実施していないため含めていません。
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本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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