都立受験生のリアルな併願先 — 東京実業・豊島学院・豊南が最多
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-15
📌 この記事のポイント
- 都立68校の「主な併願校」を集計。名前が挙がった回数が多いのは東京実業・豊島学院・豊南(各9校)
- 上位に並ぶのは難関私立ではなく、幅広い成績帯を受け入れる私立。併願優遇の枠が広い学校が選ばれている
- 難関都立の併願先は別。日比谷は開成・慶應義塾志木・渋谷教育学園幕張が挙がっている
都立第一志望で受験する場合、私立の併願校をどう選ぶかは避けて通れません。都立高校が公表・案内している「主な併願校」を68校ぶん集めて集計したところ、実際によく選ばれている私立がはっきり見えてきました。
68校集計した都立
9校東京実業が挙がった数
3校9回で並んだ学校
名前が挙がった回数ランキング
※当サイトが詳細データを収集できた都立68校の「主な併願校」欄を集計したものです。23区の都立は全109校あるため、都内全体の傾向とは限りません。学校が公表する例示であり、実際の出願先の順位ではありません。
なぜ難関私立が上位に来ないのか
ランキング上位に並ぶのは、いわゆる難関校ではありません。理由は併願優遇という制度にあります。
併願優遇は「都立が不合格ならこの学校に入学します」という約束と引き換えに、合格の見込みを事前に確保する仕組みです。基準となる内申点が幅広く設定されている学校ほど、多くの都立志望者を受け入れられます。上位に並んだ学校は、複数のコースを持ち、成績帯ごとに基準を用意している学校です。
基準の実際の数字は併願優遇の内申基準データにまとめています。最頻値はオール4相当の「5科20」でした。

💡 編集部メモ:併願校を「行きたくないけど押さえる学校」として選ぶと、都立が不合格だったときに3年間つらくなります。実際に通う可能性がある学校として、校舎を見て、部活を見て、通学時間を測ってから決めてください。上位に挙がった学校はどこも規模が大きく、コースが分かれているので、同じ学校名でも中身は志望コース次第で変わります。
難関都立の併願先は別の顔ぶれ
上位の都立が挙げる併願校は、まったく違う名前になります。たとえば日比谷は開成・慶應義塾志木・渋谷教育学園幕張、新宿は中央大学・國學院、三田は國學院・東洋を挙げています。
この層では併願優遇ではなく、一般入試で私立難関校を受けるのが前提です。都立と私立で出題傾向がまったく違うため、対策の時間配分が課題になります。
併願校を決める順番
- 都立の第一志望と、そこに必要な内申・当日点を確認する
- 今の内申で併願優遇の基準に届く私立を洗い出す(基準データ)
- その中から通学できる範囲・学費の範囲で絞る(学費データ)
- 2〜3校に説明会で足を運び、実際に通う前提で比べる
- 12月の入試相談で基準を満たしているか確認する
よくある質問
併願優遇は必ず合格しますか?
合格を保証する制度ではありません。学校が示す基準を満たし、入試相談を経たうえで受験するため合格率は高くなりますが、当日の受験は必要です。
併願校は何校受けるものですか?
併願優遇を1校確保したうえで、一般入試でもう1〜2校というのが標準的です。受験料と日程の負担を考えて組みます。
入試のしくみを確認する
併願優遇とは、受験の年間スケジュール、内申点の仕組みをあわせてどうぞ。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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