都立の自校作成問題は23区に6校 — 英数国だけが別問題、理社は共通
東京スクールデータ編集部 | 公開 2026-08-25
📌 この記事のポイント
- 都立入試の学力検査は共通問題が原則だが、一部の学校は英語・数学・国語を自校で作る
- 23区で高校募集があり、自校作成問題の使用を確認できたのは6校(日比谷・戸山・青山・西・新宿・墨田川)
- 理科・社会は共通問題。5科すべてが自校作成になるわけではない
都立高校の学力検査は、都内共通の問題で行われるのが基本です。ただし一部の学校は、英語・数学・国語についてその学校が自分で作った問題を使います。これが自校作成問題です。過去問の解き方も対策の順番も変わるため、志望校がどちらなのかは早い段階で知っておきたい情報です。
6校23区の自校作成問題校
3科自校作成の教科(英数国)
2科共通問題のまま(理社)
1,020点都立一般の総合得点
23区の6校
| 学校 | 区 | 区分 |
| 日比谷 | 千代田区 | 進学指導重点校 |
| 戸山 | 新宿区 | 進学指導重点校 |
| 青山 | 渋谷区 | 進学指導重点校 |
| 西 | 杉並区 | 進学指導重点校 |
| 新宿 | 新宿区 | 進学指導特別推進校・進学重視型単位制 |
| 墨田川 | 墨田区 | 進学指導推進校・進学重視型単位制 |
※当サイトの入試基準データベースで、英語・数学・国語に自校作成問題を使うと確認できた学校。進学指導重点校は都全体で7校あり、うち4校が23区にあります。
このほか、両国・白鷗・富士・大泉は中高一貫化にともなって高校からの募集を停止しているため、高校入試の対象になりません(高校から入れない59校)。
共通問題との違い
共通問題
- 5教科すべて都内共通
- 基礎から標準までを広く出す
- 取りこぼしを減らすことが得点に直結する
- 過去問は都教委が公表している
vs
自校作成(英数国)
- 英・数・国は学校ごとの問題
- 記述量が多く、長文・作文の比重が大きい
- 理科・社会は共通問題のまま
- 過去問は各校が公式サイトで公開していることが多い
誤解されやすいのが「自校作成校は5科とも別問題」という思い込みです。理科と社会は共通問題なので、この2科目の対策は他の都立志望者と同じで構いません。逆に言えば、差がつくのは英数国の3科ということになります。

💡 編集部メモ:自校作成校を受けるなら、共通問題の過去問と自校の過去問を
両方やってください。理社は共通問題で練習し、英数国は志望校の過去問で記述の量と時間配分に慣れる、という分け方になります。併願校が共通問題の都立なら、その形式にも触れておく必要があります。過去問をいつから何年分やるかは
過去問ガイドにまとめました。作文・記述の練習は早めに始めたほうが、直前に慌てずにすみます。
点数の仕組みは同じ
自校作成校でも、総合得点の作り方は他の都立と同じです。
学力検査と調査書の比は7:3で共通です。内申の作り方は内申点の仕組み、英語スピーキングテストはESAT-Jとはで解説しています。
よくある質問
自校作成問題は難しいのですか?
共通問題より記述量が多く、読む分量も増える傾向があります。ただし「難しい=合格点が高い」ではありません。平均点も下がるため、何点取れば届くかは学校ごとに違います。
過去問はどこで手に入りますか?
各校の公式サイトで公開されていることが多く、当サイトの各校ページからも公式サイトへリンクしています。都の共通問題は東京都教育委員会が公表しています。
この6校以外に自校作成の学校はありませんか?
本記事は当サイトの入試基準データで使用を確認できた学校に限った集計で、対象は23区の全日制です。実施校は年度で変わることがあるため、出願年度の実施要綱と各校の要項で必ずご確認ください。
都立入試をもっと詳しく
令和8年度 都立入試の変更点、都立の推薦入試、SSH・進学指導重点校とはをあわせてどうぞ。
本記事の集計・分析は、当サイト台帳(東京23区の全日制高校300校)と各校公式サイト・東京都教育委員会等の公的資料をもとに編集部が独自に行ったものです。制度・基準・日程は変更されることがあります。最新・正確な情報は必ず各校公式サイト・公的機関の発表でご確認ください。
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