東京芸術大学音楽学部附属音楽は上野公園の芸大敷地内にある国立の共学校で、日本で唯一の国立の音楽高校です。附属校でありながら東京芸術大学の入試で優遇される制度は一切なく、1クラス40人のうち毎年2〜3人は不合格になるとされます。音楽の専門科目が時間割の約3分の1を占める一方、一般教科は薄めです。部活動はなく、年4回のアカンサスコンサートと定期演奏会が生活の軸になります。校則はほとんどありません。

※「みんなの声」と満足度スコアは、公開されている在校生・卒業生・保護者等の投稿を当サイト編集部が学校ごとに読み込み、原文を転載せず要約・言い換えした上で、編集部の基準で10項目に採点した独自コンテンツです。特定のクチコミサイトの評点・文章の転載ではありません。個人の感想に基づく参考情報であり、学校の公式見解や教育内容の客観的な評価を示すものではありません。投稿時期により現在の状況と異なる場合があるほか、件数が少ない学校では内容に偏りが生じることがあります。学校選びの際は、必ず学校説明会や公式サイト等で最新の情報をご確認ください。掲載内容に誤りや問題がある場合は、当サイト運営窓口までご連絡いただければ、確認のうえ速やかに修正・削除等の対応をいたします。
最初に知っておくべきは、附属校でありながら東京芸術大学の入試で優遇される制度が一切ないことです。生徒はほぼ全員が芸大を志望して進みますが、1クラス40人のうち毎年2〜3人は不合格になるとされます。入学時点の倍率も約2.5倍。日本で唯一の国立の音楽高校で、定員は各学年1クラス40名の計120名という規模です。入ってからも実技で勝負が続く前提で考える学校です。
音楽の専門科目が時間割の約3分の1を占めます。ソルフェージュ・聴音・音楽理論を週1のペースで学び、専攻の実技に加えて副科のピアノや声楽のレッスンもあります。芸大の教授や講師から直接指導を受けられるのがこの学校の中心で、ソルフェージュは芸大の本科より難しい内容を扱うこともあると言われるほどです。国立7校の中でも学習環境への評価は高いほうです。
その裏返しとして、一般教科は薄めです。数学などは一般教養の範囲にとどまり、音楽以外の勉強は身につきにくいという指摘があります。良くも悪くも芸大に行くための学校で、他大学や音楽以外の学部を視野に入れる場合は向かないという声もはっきり出ています。中学生の段階で進路を音楽に決め切れるかどうかが、この学校を選べるかどうかの条件になります。
部活動やクラブはありません。その代わり年4回のアカンサスコンサートと年1回の定期演奏会があり、本番の場が生活の軸になります。9月には秋の祭典があり体育祭も併せて行われますが、規模と公開の範囲は要確認です。テニス合宿もあります。全校で約120名、3年間クラス替えがない小さな学校なので、同学年との距離はかなり近くなります。
上野公園の芸大敷地内に校舎があり、奏楽堂など大学の施設を使えます。体育館も大学のものを使い、グラウンドはなくテニスコートがあります。図書館の楽譜が非常に充実している点は満足度が高く、施設への評価は国立7校の中でも高いほうです。校則はほとんどなく、髪染めやピアスも華美でなければ自由。制服は紺のブレザーですが、ボタンがダブルで演奏のときに弾きにくいという不満が出ています。
この解説は、各校公式サイト・東京都教育委員会等の公開情報から当サイトが作成したデータ(東京23区の全日制300校)をもとに、編集部が調査・分析したものを書いたものであり、学校の公式見解ではありません。制度・数値・日程は変わるため、出願の判断は必ず学校公式の最新情報でご確認ください。